馬乗山観音堂春の法要を行いました

5月15日(日)10:00より、山野町にあります馬乗観音堂にて、春の法要を行いました。今年も新型コロナウィルスの影響により、法要のご案内は控えさせていただきました。本来であれば、佛通寺派第一教区内の和尚様が一同に会し、大般若祈祷会を行いますが、今年は、福泉寺住職と閑栖のみで厳修いたしました。
 馬乗山観音堂のご本尊様は、千手千眼十一面観世音菩薩様です。千の手とその手のひらにある眼で、助けを必要としているあらゆる衆生を見つけ出し、手を差し伸べていただける観音様です。いわば観音様の中の王と言われ、別名“蓮華王”とも呼ばれています。“抜苦”と“与楽”。大慈大悲救苦観世音菩薩。
 馬乗山観音堂の開基は1041年です。約1000年程前に岡山県矢掛町より白馬にまたがった一人の女性(お花さん)が馬乗山に観音様のお姿となり姿を消されたそうです。それからの長い間、山野町内をはじめ、日本中からたくさんの方々が観音様のご功徳を頂戴するため、この観音堂に御参りに来られました。これからも、1500年、2000年と恒久に馬乗観音堂が寺門繁栄するよう努めてまいりたいと思います。

 15日より、新たに馬乗観音堂では、御朱印を始めました。御参りに上がられた際には、堂主様にお声かけしてみてください。                             合掌

静寂の中佇む、馬乗観音堂
観音堂950年記念
馬乗観音堂内陣