カヤの木現状調査(第2回)と法蓮寺のイチョウ

本日は、先日お越しいただきました樹木医の先生に、先端の甕を被せている所などの確認調査をしていただきました。なんと、一緒に来られた職人さんは梯子からそのままスルリと木登りされ、あっという間に先端まで到達されました。下から見ている私たちはヒヤヒヤものでした。カヤの木の上部の状態は、下部より元気のようですが、先端付近は約1.5メートル程度は枯れているようです。しかし、まだまだ樹勢は元気のようで安心しました。先端部分では、新芽も吹いているようです。カヤの木の胴回りですが、平成24年調査時より約10センチ幹が太くなっていました。少しづつではありますが、成長していることにとても嬉しく思います。しかし、成長度合いは低く、土壌改良をすることで改善できるとの説明を受けました。大切なカヤの木を末永く保存していくため、検討する必要があります。

胴回りは3.76メートルでした
梯子からの。。。
あっという間に先端まで木登りです。

カヤの木の調査の後は、殿川内にある法蓮寺の大イチョウを見ていただきました。本来は予定にありませんでしたのに、樹木医の先生には大変申し訳なく思います。今日は天気に恵まれ、イチョウの新緑が美しく、また幻想的な雰囲気でした。早速胴回りを計測してみますと、なんと!!5メートル10センチもありました。また樹高は約25メートルから30メートル程度との見解をいただきました。樹齢は土壌により成長スピードが異なることから不明との事ですが、山野語伝記などでは250年程と記載されています。山野小学校、中学校を卒業された方には、教室の窓から見える法蓮寺の大イチョウを授業中によく目にされたことと思います。山野町のシンボルであるイチョウの木も、同じく大切に保存していきたいと思います。

法蓮寺脇に立つ大イチョウ
下から見上げるとすごい迫力です。
紅葉の季節には美しく金色に輝きます。