火の谷隕石探索(米山岩石の見解) №2

先日、米山山頂にて採取しました石については、世良先生のご尽力により、福山市文化財課から“こども文化科学館”へ、そして広島大学で岩石を研究されておられる早坂先生へ渡り、先日ご見解をいただきました。ご確認いただきました石は、米山山頂で採取した石と弥高山にて採取した石です。

結果としては、どちらも隕石の可能性は低いとの見解でした。
米山の石については、断面から若干緑かかった黒に見えること。また産地が山野町であることから相称として『緑色岩』と言われる岩石で、変玄武岩、または輝緑岩あるいは変ドレライトなどの苦鉄室火山岩が弱い変性作用を受けたものと判断されるとの事でした。
 山野地域は古生代ペルム紀(二畳紀)の山野層群と呼ばれる地層があり(約2億9890万年前から約2億5217万年前までの約4673万年の期間)その中に比較的たくさん含まれるとの見解でした。
 しかし、そのような数億年前の地層が山野にあるとは。。。またまた山野の魅力を改めて感じました。山野町には化石やアメジストがあるとの話も聞いたことがあります。これは、また探索しないといけないですね。

 弥高山の岩石については、新第三紀中新世の玄武岩との事です。難しいです。

さて、いよいよ明日は13時から、東ノ免の火の谷に隕石探索に出かけます。現在で11名のご参加をいただきました。奇跡的な発見に期待し山に登ります。また、結果につきましては後日ホームページにて掲載させていただきます。楽しみにお待ちください。