8月坐禅会開催しました

まず一言。「暑かった」につきます。本当に本日は今年一番の暑さの中、5名の方にお越しいただきました。本堂の廊下で開催しようかと思ったのですが、床が焼けたように熱くなり、本堂にて熱中症対策として扇風機を回して開催しました。そんなの坐禅じゃないとお叱りを受けるかもしれませんが、今回ばかりはご勘弁いただければと思います。。。
 少し早い時間から始めましたので、通常は20分のところを25分程度坐禅しましたが、今回で3回目のご参加になる、池尻の〇〇様。時間が経つのが早く感じたとのこと!!この暑さの中でも集中力がすごいですね。私は額を流れる汗が途中から目に入り、痛くて痛くてたまらない25分間でした。(すみません)警策を受けるお姿も“さま”になってこられました。今回で10回目の坐禅会でしたが、いつもご参加いただきまして、本当にありがとうございます。また、ご都合によりご参加いただけませんでした皆さまも次回お待ちしております。

 本日は、お盆も近いということで、お盆の歴史とお供えの事などをお話させていただきました。その中でも、お盆は正式名称は『盂蘭盆会』(うらぼんえ)と言います。これはサンスクリット語の当て字になるわけですが、『ウランバナ』から『盂蘭盆会』→『お盆』となってきたわけです。では、この『ウランバナ』とはサンスクリット語ではどのような意味かと申しますと『逆さ吊り』とい意味だそうです。怖いですね。お釈迦様のお弟子様の木蓮尊者が神通力を使い、亡くなった母親を探したところ、餓鬼道に落ちて逆さ吊りされて苦しんでおられたようです。それをお釈迦様に伝え救いを願い、お釈迦様のおっしゃられるとおりのご供養をされ、母親をお救いになられたことから、お盆供養が始まったとされています。ですが。。。もう少し名称が優しければよかったと個人的に思います。

 さて、今回も力作の俳句を考えてきていただきました。今日は神辺町からお越しの〇〇様の作品です。

 雄大な カヤの木見つめ 坐禅組む
 深みどり 室磨の山見て 里想う
 室磨山 鳥のさえずり 睡魔くる

 以上、3点です。季語を取り入れるのは大変難しく川柳のようにもなりますが、坐禅をされながらたくさんの事を思っていただいていると大変うれしく思いました。ありがとうございました。そして俳句のお師匠様の作品も2作品おつくりいただきました。

 峡の寺 あぢさゐ主役の 坐禅かな
 坐禅終へ お頭(おつむ)に汗みゆ 和尚様

 お師匠様、毎回の作品ありがとうございます。毎回作品を詠ませていただきますのを楽しみにいたしております。次回9月も多数のご参加をお待ちしております。坐禅に興味がある方は是非体験してみてください!!