6月坐禅会を開催しました

 本日は、小雨の降る中5名の方にお集まりいただきました。本当にありがとうございました。本日も本堂の廊下を利用して屋外での坐禅です。雨が瓦を打つ音や、池に落ちる雨音を聞きながらの坐禅でした。 
 その昔、高僧と呼ばれる方々は悟りを開くきっかけになった出来事の一つとして、『音を聞いて悟りを開いた』と言われています。坐禅の集中する中で聞こえる音を耳だけではなく、身体で聞き取り雑音は消し去る力をつけていただければ、より集中することが可能であると思います。“音”の中から“真理”が見つけれるかもしれませんね。
 本日は、町内から初めてご参加いただいた方1名様いらっしゃいました。いかがでしたでしょうか?身体もすっきりされましたか?まずは呼吸法(数息感)を覚えて鍛錬してみてください。次回の坐禅会に役立てていただければと思います。

 今日は、『笑う力』についてお話をしました。山形大学で研究されていた、笑うと寿命が延びるという研究についてお話をさせていただきました。そして、落語で使われる“つかみ”の部分の笑い、インターネットで調べたシニア川柳から、吹き出してしまうほどの面白い川柳を紹介し、参加者の皆様と大爆笑でした。参加者の皆様の寿命がかなり延びた事でしょう!!
 また、前回の俳句講習会を開催いただきました方より、坐禅会の俳句を作っていただきました。大変素晴らしい俳句ですので、ここで紹介させていただきます。

  若葉にて 埋もるる寺の 坐禅かな

  若葉なか 香一炷の(こういっしゅの) 結跏趺坐(けっかふざ)

  瑞々し 師の素足への 若葉風

 いかがでしょうか。正に坐禅会3部作です。3作品目の俳句は、私が警策をまわる際の歩く足を見られて詠まれた俳句です。“瑞々しい”とは少し恥ずかしいですね。このように作品をいただきますと、福泉寺駐車場入り口に掲載させていただきたいと思います。ホームページをご覧の方で俳句をひねってみたいと思われる方は、どしどし福泉寺までお送りください。お待ちしています。次回は7月4日(月)13:30~です。皆様のご参加をお待ちしています。