第3回坐禅会で書初めを行いました

年始めの書初め会
皆様真剣に書をされました

第3回の坐禅会は4名の方に参加いただきました。今回は山野在住の20代の男性もご参加下さり、坐禅会もさらに引き締まったように思います。若い方の参加はとても嬉しい限りです。皆様もお時間ありましたら是非ご参加下さい。今回は坐禅の後に「初春書初め会」を行いました。お題は『寿山萬古繁』です。大変おめでたい言葉ですのでお正月にはピッタリでした。おめでたいことが永久に繁栄継続することを祈るという言葉です。皆様も一度書いてみてはいかがでしょうか。

本日の坐禅会での法話は、「一樹春風有両般南枝向暖北枝寒」という句を参考にお話しをさせていただきました。「いちじゅのしゅんぷうりょうはんあり なんしはだんにむかい ほくしはかん」と読みます。木の枝にも南に伸びる枝は暖かい方に向かって、北に伸びる枝は寒い方に向かう。とでも申しましょうか。木に当たり前のようにある枝にも南に伸びる枝と、北に伸びる枝では異なるという解釈です。言わば『平等の中の差別』。例えば、人は生まれれば必ず死を迎える『死』という平等の中でも、長寿を全うする方もおられれば、病気や事故などで早くに命を落とされる方もいらっしゃいます。死という平等に与えられた権利でも差別化されてしまうものなんだなと。解釈には色々とあると思いますが、すべては物事の真理に近づく為の、人の皆さまから頂いたありがたい公案です。是非、皆さまの解釈をお聞かせ下さい。 次回の坐禅会は2月7日(月)13:30~です。ご参加お待ちしています。

合掌