山野八十八ヶ所巡り打合せ(報告)

令和4年2月22日に福泉寺にて、山野八十八ヶ所保存について三木総代長、世良先生、福泉寺住職にて打ち合わせを行いました。まず、現在把握できました札所について、写真入りの冊子を作成し参拝に活用できるようにします。冊子の製本については、世良先生が制作中であり、現段階でのサンプルを持参いただきました。この計画には数々の検討事項があります。
〇検討事項
 ①現在の場所では、たどり着けないような山中にある札所を移設する必要があるか
 ②野ざらし状態の場所については、簡易の堂を建立したほうがよいのか
 ③石仏が紛失している札所には新たに石仏を安置するのか
 ④巡礼の方の為に、道の整備をする必要があるか

・移設については、可能な限りは近くのお堂等に移設した方がよいとも考えられるが、あまりに合祀ばかりになると巡礼の意味を失いかねない。また、移設については、その札所の施主様、祀られている土地の所有者様に承認を得る必要があるが、古い石仏であるため施主もわからない。など
・野ざらし状態の札所については、簡易の堂を検討するが費用が大幅にかかる場合には再度検討する。
・石仏がない札所については、木札の代用も検討する。  など
・巡礼の道整備については、今後有志を募り草刈りなどを行う予定。  など

まだまだ検討材料はありますが、昨日の話合いでは、移設を実行するにも来冬まで移設ができない(春から秋にかけて山中は害虫や猪、蛇が出るため)ので1年間をかけてじっくり再検討していくことにしました。冊子については、引き続き作成に入ります。写真に今の冊子の制作状況をお知らせします。世良先生のご尽力で大変丁寧にまとめていただいております。本の出版を楽しみにしています。

表紙
福泉寺と四国八十八ヶ所の由来を詳細に説明していただいています。
各札所の詳細の地図と本尊様、真言などが記載されています。