カヤの木保全工事が始まりました

広島県天然記念物である、福泉寺のカヤの木。平成4年に落雷にあい、先端部14メートルが折れてしまいました。それにより樹勢も衰えてきた為、この度、広島県と福山市に相談した結果、保全について補助金が降りる事になりました。

工事内容は、枯れ枝の伐採と土壌改良です。3月8日から約二週間の予定で実施されます。当日は重機などによる枯れ枝伐採の作業にはいり、見ている方が作業員のみなさんの高所作業にヒヤヒヤでした。

ご存知の通り、折れた先端には大きな甕を被せていましたが、この度の工事では雨水の入り込みを防ぐために、スチール製の板を貼る事になりました。作業により50センチ程切断された先端はまだまだ固く元気のようで安心しました。

カヤの木の先端です。雷が通過した跡が残ってます。
保全の為、切り落とした先端

来週からは土壌改良工事です。400歳のカヤの木が1000歳にむけて成長できるよう大切に保存していきたいです。切り落とした木材は加工して、記念に檀家様にお配りできるように検討してます。お彼岸前には工事は完了するようですので、お墓参りの際にはカヤの木を是非ご覧になってください。