山野八十八ヶ所霊場再探索報告

山野町七曲トンネル山上に、ハチクドと言う場所があります。神辺町三谷に抜ける道筋から、徒歩で約10分程度歩きますと、仁平地蔵様がいらっしゃいます。その横に、42番の石像があると教えていただきました。私たち、佛通会役員は9月12日に現地に赴き、確認作業をいたしました。

綺麗に整備された山道を歩きます。入り口には親切に竹杖が用意してあり、勝手ながら使用させていただきました。数日前に掃除をされておられるようで、本当に綺麗にされていらっしゃいました。あらためて、信仰心の深さに感激いたしました。

仁平地蔵様の横には丁寧に安置された石像が4体ありました。年代的に四十二番と彫られている石仏(大日如来)は明治時代の再興時に安置された石像と思われますが、興味を持ちましたのが、後ろにある2体の石像です。大きさ、形から江戸時代に安置された当初の石仏ではないかと推測します。また、要調査です。

祀られてます仁平地蔵様に手を合わせ、視察は完了しました。このように、人が来ない場所でも丁寧に掃除されている地元の皆様に頭が下がります。これからも山野の素晴らしさを広く認知していただけるように考えていきます。帰りには広瀬にある記念物の枝垂れ桜と、矢川クリッペを見学しました。参加いただきました役員の皆様、ありがとうございました!